映画「ロボコン」

ルールが分からないとかなり分かりにくいんで、
コチラを参考にして下さい


-Story-
”めんどくさい”が口癖のヒロイン里美は、
授業の課題で出された手作りロボットも市販のキットに顔を書くだけの有様。
1ヶ月の居残り授業確定な事態だったが、担任の図師から、これを免れる条件を出された。
「ロボット部に入って、ロボコンに出場するんだ!」





 うーん、どこから突っ込めばよいのでしょうか?




 まず、あんまりっていうか、ほとんど「めんどくさい」って聞かなかったです・・・・
いや、映画見た後にパンフで初めて知りました。
確かに、ヒロインの手作りロボットの手抜きっぷりは伝わってきたんですけど、
さほど、「めんどくさい」っていう性格じゃなかった気がします。
何だか、「かったるい」が口癖の某主人公を思い出した気がしますが、多分気のせいです。






 次に、あなたなら、1ヶ月の居残り授業と、ロボコンの出場どちらを取るでしょうか?
ワタシは確実に前者です。
だって、明らかに後者の方が「めんどくさい」です。




で、先ずヒロインが向ったのは第一ロボコン部
P(プログラム班)、M(マシン班)、S(シミュレーション班)に分かれており、それぞれ10名以上、
あわせて40名以上もの部員がいました。
はっきりいってウチの部とは比較にならないです。



マシン製作場所は、自動車整備工場みたいになっており、
一台のマシンを6人以上がいじってました。
更に、プログラム班には一人一台のパソコンがあたっており、一体何をしているんだ?
って感じでした。



 いや、マシン2台でも、そんなにプログラムに人数はいらないと思います。
しかも、プログラム班と銘打っている以上、CADとかしているわきゃ無いし、
更に更に、シミュレーション班も、ミニチュアを使って、ひたすら練習してました。
凄いのか、凄くないのか良くわかんなかったです。
とりあえず、演出上、スゴイ!と思わせるためだと理解して次へ。


 しかし、向った第一ロボコン部は本来の目的とは違い、第二ロボコン部へ向うヒロイン
そこには、先ほどとはうって変わって、ぼろ小屋。
しかし、必用そうなものは一通り揃っており、ウチの旧部(長屋)よりは広く、よさげな環境でした。
だが、部員は2人。
いきなりヒロインにコントローラーが渡され、
「明後日大会だから」
と部長に言われ、呆然とするヒロイン
そして、スタコラと逃げ行く部長。


なるほど、そういうことだったのか、
てっきり自分は、ロボットを作る段階から始めると思っていたので、
居残り授業の方を選んだが、
ヒロインは仮にもそこの学生。
明後日が大会だということを少なからず知っていたはずだ。
だから、さほど苦は無いと感じ、ロボコン出場にOKしたのだろう。


さて、試合前日。偶然にもヒロインの学校が主催の大会会場なのでので、予行練習。
対戦相手は第一ロボコン部。
ヒロイン側のマシンは出来が悪いわけではなく、一気に3段ものダンボールを積めるタイプ
それに対し、第一ロボコン部のマシンは、明らかにこのマシンに勝てるように設計されていた。
アームを用い、5段程度の高さまで積める様になっていた。
せっかく3段まで積んだのに、その上に積まれてどうすればいいか分からないヒロイン
あろうことか、相手マシンにマシンをブツケマシタ。
当然、失格となり、回りから文句を言われる始末。


さてさて、色々あったが試合当日。
内容はたいしたこと無かったので省略。
第一ロボコン部が優勝し、全国大会の切符を手にし、
アイディア賞?で第二ロボコン部も全国大会へ。



 さて、困った、予想外の全国大会出場。
急いで、構造的欠陥を直すために、再設計を始めます。
設計担当は、仲間意識ゼロの天才設計者。
天才って言うか、鬼です。
機械科とはいえ、初心者のヒロインに、
自分の書いた図面から読み取って、誤差0.05mmのモノを作れと要求。
自分は、電気科だから良くは分からんが、流石にソレはきついと思う。
っていうか、そんなに精度が必要なものがヒツヨウナンデスカ?
苦労するヒロインを前に、ヒョッと現れた技術力はあるが、忍耐力が無いと言われる第三の部員
図面も見ずに、要求どうりのものをいとも簡単に作ってしまいました。
流石、技術力はピカイチと評されるだけのことはあるなぁ。


で、制作期間中にも関わらず、何故か合宿へ。
しかも、割安料金で泊まる為に、旅館の手伝いをするはめに。
この間、色々と個人の成長、仲間と絆を深め合い、
マシンを改良していった。
ねこじゃらしの毛の原理を利用した搬送機構は、正直感心した。


無事、合宿が終わって全国大会会場へ。

計量

2kgオーバです。

・・・・・・
あんまり、人事じゃないんでコメントは控えさせていただきます。


しょうがなく、軽くする為に穴を開け始めるメンバー
作業が無事終了し、担当教官から夜食の差し入れ。
初めて、メンバーが一段となって一つのことをやり遂げたことに対し、
ヒロインが一言
「ずっと今日が続けばいいのにね・・・・」
製作の苦労を知らないから言えるんだろうな・・・このセリフ・・・



さて、大会当日。
1、2回戦いは、8段積もうとするが、スピードが付き過ぎて、倒れてしまう。
しかし、相手のマシンが大した事無かったので、何とか勝利。
試合の最中、補助メンバーが、携帯に出たり、喧嘩をしたりと、
あり得ない行動ばかりしてましたが、あえて突っ込まないでおきます。


 で、三回戦。
自分の記憶が確かなら、高さ制限あり、マシンの分離不可だった気がしますが、
明らかに相手のマシンは両方とも破ってます。
まず、相手を妨害する為のネット。
スタンバイ状態で、既に高さを超えており、
そのネットを維持したまま戦う為に、親機と子機に分離。
まぁ、2002年度のロボコンを映画に合わせて作ってるから、そこら辺は目をつぶるとしませう。


 で、次は準決勝。
が、度重なる試合により、壊れてしまった蝶番。
(マシンの関節部に使用)
代わりの材料がなく、悩むメンバー
そこへ、技術力ピカイチのやる気なしが、
大切な自らの携帯を取り出して、蝶番の代わりに使用。
ちょっとアツイシーンでした。



さて、相手は第一ロボコン部。
彼らも改良を加えており、何だか凄いことに。
昨年、ウチらがやろうとしてた剞マみを凌駕してました。
簡単なアーム2本で八積み。
剞マみの一番上の部分を取り、箱2つでバランスを保ち、少しでも触ると崩れてしまう・・・・
これを作り上げた映画スタッフには驚くばかりです。
試合は、第一ロボコン部が2つの変則積みで2点を獲得し、
第二は1つのスポットを5段くらい積んだもの。

このままでは負ける!
確か、ルールでは相手の箱をスポットから落としてはそのスポットは相手のものになってしまう。
そこで部長は考えた。
相手の箱を自機に取り込み、それを利用して積む。
第二ロボコン部が設計したロボットだから出来た荒業だと思いました。

上手いことできてますねー、流石映画。


で、最後は決勝戦
相手は、Fire Wall
例の、15段積むやつです。
イキナリ試合途中から始まり、
相手は既に15段積み、手を離すところ、
対して自機は8段積んだばかり。
流石に、15段積まれたら、「ハリケーン」とかいうわけの分からんルールで試合終了。
が、やはり映画。
見事に崩れ去りました。15段w
その後、接戦を制し、第二ロボコン部が優勝。
ありきたりなハッピーエンドでした。



全体的にポンプを使って箱を取っているチームが多く、
また、試合中に流れるモーター音が、非常に
ロボコンをやっているなぁと感じさせてくれました。


まぁ、映画としては、悪くは無かったと思います。



が、一つだけ言わせてください・・・・・・


第二ロボコン部に電気科がいないのは気のせいでしょうか???


流石に、機械科の人が回路を組んだりプログラムを組んだりするのはキツイと思うんですが・・・・
いや、出来なくもないんですけどね?