9-hariの由来

「9-hari」の由来について尋ねられた。
いずれ書こうとは思っていたけど、こうも早く尋ねられるとは・・・
チト長くなるかもしれませんが勘弁してください。
あと、Gifアニメを付けた方が分かりやすいと思いますけど、
作ってる暇は無いんで、暇があれば作っときます。
それでは、はじまり、はじまり〜〜〜

あ、後半にスプラッターな話があるんで、苦手な人は読まないで下さい。



 あれは今からちょうど3年前の出来事である。
当時はまだ、「先行者」なるものは無く、
ペリーの「カイコクシテクダサイヨー」がブーム?でした。
はっきり言って、凄く純粋でした。
今からは想像も出来ません。

 ま、そんな話は置いといて、本題に移ろうと思います。

 部活には、友人に誘われて2年生の時に入部したのですが、
その頃はまだ製作の大変さなどいざ知らず、ただマシンを作っているだけでした。
人数は少なかったけれど、頑張ってマシンを作ってました。

 質は悪く、量も無い。そんな環境の中、N○Kの取材なるものがありました。
取りあえず、撮影されるのでその日に向けて寝る間も惜しんで
なんとか形を仕上げました。
 
 で、取材があった日は2日の徹夜明けでした。
取材を終えた後も、完成にはまだ程遠かったので、その日の夜も製作する予定になってました


が、風呂に入りたかったので、


という書置きを残して、家に風呂へ入りに行きました。


で、学校に戻ってみると誰もイネェ。
流石にみんな疲れて帰ったみたいです。
当時は携帯などという便利なものはさほど普及しておらず、
連絡なんて全然取れませんでした。

しょうがないので、帰路につきます。

その夜は小雨が降り、視界不良。
2日連続の徹夜で心身ともに非常に疲れていた。
でもって、自転車のライトが壊れている。

 これは、起こるべくして起こった事故だと思います。
取りあえず、



現場の簡易図です。
分かる人は何処だか分かると思います。
ちなみに青いのは道路から1m程度下がった水深が膝元程度の用水です。

 本来なら素直に橋を渡って県道に出るわけですが、
暗かったのと、前方不注意で、見事にショートカットしてしまいました。



バカですねー。
ホントバカですねー。

いや、暗かったからしょうがないんですよ。
おまけに疲れていたし。

何ていうか、
自転車が道路から落ちた瞬間が
異状に長く感じられました。


こう、ペダルを踏んでも何の抵抗もなく空回りし、
足を伸ばして地面に足を付けようにも届かない。
ただ頭の中で、
「あぁ、落ちるんだな・・・」と思ってました。

意外と深かったんですよねー。あの用水。
水深はそれほどでも無いけれど、高さがねー。
奇跡的に自転車に乗ったままの格好で落ちたので、ケガは無かったように思えました。

ただ、顎の方がヒリヒリして、左手を動かすと痛いな、って程度でした。

でも、その顎のヒリヒリが止まらないんですよ。
で、触ってみたらヌルっとした感触。
暗くてよく見えませんでしたが、でした。

さて、どうしよう。

何故か自分は驚くほど冷静でした。(イヤ、ある意味パニクッていたのかも知れませんが。)

まず最初に考えたこと。
「現在23:30、家に連絡しても父親がいないので病院に行けない。却下。」

次に、
「↑と同じく、家に戻っても大した治療も出来ないし、病院にも行けない。却下。」

最後に、
「父親は、市のほうで居酒屋を経営している。
 今の時間帯なら行っても大丈夫だ。行こう!」

と、いうことで、父親の店へ向いました。

すぐ隣にあるコンビニに気づかずに・・・

後から思えば、そこで父親に電話するのが一番手っ取り早かったです。

ま、そんなことに気づかずひたすら自転車をこぎました。
約20分程度。

真っ暗な夜。雨の中、顎から血を流した男が自転車で市内を走っていました・・・
片手で顎を抑えてい&雨で道が滑りやすかったので非常に大変でした。

 で、父親の店に到着。
流石の親父もびっくりしてました。
なんせ、こんな夜中に血を流した息子が入ってきたんですから・・・

 取りあえず、洗面所に向いました。
そこで初めて自分の惨状に気がつきました。
鏡を見ると、確かに血で酷いのですが、
裂けてたんですよ、パックリと。

確かに触ってみるときちんと裂けている。
が、痛みはあまり感じない。
流石人間の体、防衛本能が働いている。

 どんなに抑えても血は止まらなく、救急センターへ行きました。
結構深い傷らしく、奥、中心、表面と縫いました。

その縫った数が9針で、今の9-hariの由来となっております。

流石に手術後は痛さが取れませんでした。

で、痛かった左手は「レントゲン技師」がちょうど帰ったとこなんで、撮影できず、
また後日ということになりました。
ま、左手は何ともありませんでした。


 大会間近にケガをしたということで、当然大会までに顎に付いたガーゼは取れず、
そのまま試合に出ました。
 しかいし、流石はN○K。
自分の顔は映っていたけど、ギリギリのところで、ガーゼは映って無かったです。

 

 今、思い返してみると、ホント恥ずかしい出来事です。
皆さん、気をつけましょう(笑