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はじめに〜「マイコンの必要性」


・そもそもマイコンっちゃ何け?(思いっきり富山弁

マイクロコンピューターの略称。
ある決められた動作しか出来ないICと違い、プログラムを組み、書き込む事によって様々な動作ができるICの事。



←こんな奴ら
左から16F84、873、877

・マイコンの必要性

 ぶっちゃけるなら、昔のロボコン(有線時代)ではマイコンを使用しなくても大会に出ることが可能だった。バッテリーとスイッチとモーター。これらを直に繋げることによってマシンを動かしていた時代もあった。中学生程度の電気の知識さえあれば、問題なくコントローラーを作れたわけだ。ただしこの場合、モーターの数だけスイッチのついたコントローラーから電線が延びており、お世辞にも格好いいとは言えない。

 だがしかし、2001年度の「ハッピーバースデー39」より、確実に回路、プログラムの技術が求められるようになった。無線時代の到来である。TVでロボコンを見ている限り、有線→無線に変わっただけで然程変化したように思えない。TVのリモコン等、身の回りに無線の物が溢れているので素人目に見てあまり難くなったようには思えない。だけれども「スイッチ→マイコン→〜〜無線通信〜〜→マイコン→小信号」という動作を経るようになったのでその小信号よりモーターを動かすための回路が必要となり、マイコンによってモーターをコントロールするための技術が必要になってきたわけだ。

 まぁしかし、ロボコンといえばマシンのアイディア、動きが注目されており、いくら強力な回路、精密なプログラムを作ったところで中々評価されない。マシンさえ作ればOKと思ってる方も多いと思うが、マシンを作る並に大変なこの作業。ある程度作れるようになるにはそれなりの時間が必要であり、教えるほうとしても大変である。そんな訳で、ある程度独学で簡単なプログラム、回路を組めるように順を追って解説していこうと思う。


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