a03回
Wiz-Cを使ったシミュレーション
〜便利機能


 え〜、先の01,02で分かり難いながらも取り合えず簡単な入出力のシミュレーションを行えるようになったかと思います。他にも使う外部デバイスはあると思いますが、それは各々やっておいて下さい。(自分もまだためしてないのが多いため)まぁ、基本的にシミュレーションのときの設定さえ巧く合わせる事が出来るならば問題なく行えるはずです。





さて、今回説明するのはシミュレーションを行う際に併せて使うと便利な機能に関する説明。ってか、勝手に行ってるんでそれをどうやったら見れるかって話だけなんですけどね・・・

そんな訳で今回の説明用に作ったシミュレーション用の奴↓

1から説明するのが面倒なので簡単な動作の説明のみです。
 画面右のシミュレーション用の窓の中に青い枠で囲まれてるデバイスが、A/D変換用の入力装置です。ここで得た8bitのディジタルデータをそのままポートBに入れて、LEDにてポートBのHorLを眺めるという寸法。 何となくそれでは寂しいのでA/D変換用デバイスの上のスイッチでポートBに送るA/D変換データを反転させるというあまり意味のないスイッチもくっつけてみました。
何やら難しそうなことほざいてますが、プログラムはちょっと見えにくいけどwhile{}の中にあるほんの数行程度のもの。
うん、まぁこんな感じのものを使ってテストを行いたいと思います。




↓今回の「Application Designer」の画面。A/D変換のアイコンは多いので、PICに合ったものを選んでください。







便利機能・1 「Wave Window」
その名の通り、PICから出力される波形を見るためのツール。
シミュレーション開始前にぽちっと押して、シミュレーション終了後にもう一度押せばOK♪

シミュレーションを停止させ、もう一度「Examine Wave Window」を選択すると新しい窓が開くので、そこで知りたいポートを以下のように選択。

最初は何の波形も表示されていないので、見たいポートを選んでやって下さい。

「PORTB Pins」を選んで、その下の「Add as 8 Line Trace」を押せばあら不思議!以下のような波形が出現します。

実を言うと、シミュレーション用に作った回路は視覚的に分かりやすい波形を作る為に作ったものでしたw
因みに、F8,F7で横軸の時間の拡大、縮小が可能で、波形を10n秒単位で見ることも出来ます。







便利機能・2 回数表示

バグ取りには果てしなく便利な機能。エディター上部の「#」と書いてあるアイコンをクリックすると、書いたプログラムの左に何回その行を実行したかが表示される。みずいろで括られた箇所の今回の実行回数は見ての通り278506回である。
今回のプログラムにはバグはなかったが、無限ループするバグとか条件分岐の分岐先を実行したかどうか等を調べるのには最適である。
ちなみに、この画像を見て分かることは、青で括られた箇所のひとつ上の文が、シミュレーションをストップさせた際最後に実行してたと言うこと。278506回のみずいろ部分の上の実行回数がそれより一回多い278507回だから。


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