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2004年11月14日

ロボコン東海北陸大会レポ(後半)

隣で半田付けをしてる中眠りについた訳なのですが、意外と眠れるもんですね<挨拶


ちょっぴりというか、かなり私見混じってるんで、そこんとこよろしく

一応、前半はコチラから

さてさて、当日は青く澄んだ日曜日の朝な訳で、げにロボコン日和ですなって感じ♪いや、じゃあどんなひがロボコン日和じゃないのかって聞かれたら返答に困るわけなのだが、何にせよいい天気

会場に着いても特にすることは無く、平和平和
逆にすることが無いものだから、みんな神経質な位にナットとか締めてた。
自分も動くと分っているのに何故かマシンを空運転させてみたりとちょっぴりそわそわ

さて、時間が経つのが非常に遅く感じられた時間だったのだが、あれよあれよとオープニングが始まる。因みに我が作業場所の近くにNHKの設置したTVが近くにあるので便利便利。始まるという心地よい緊張感を胸に見てたわけです。
で、淡々とプログラムが進む中試合開始。
因みにBチームの方は逆シードなので試合に備えて最終調整。残念ながら他高専の試合見てませんでした。特に弄らなくていいものの、やはり初戦は緊張するものです。
何度も入念にチェックし、マシンを運び待機
あぁ、もう引き返せない、調整し忘れていても直せない。うわー、この緊張感がタマラン!!

前の試合が終わりフィールド内に運ぶ

そしてマシンのセッティング

試合開始


あぁ!!相手チームが何かフィールド中央に向かって何かを出した
取りあえず妨害用のやつだな、まだボールには触ってない
大して自チームはMBを親機に乗せたところ。まだ開始数秒だが、見てて焦る
マシンの特性上、速さでは敵わない

慎重にマシンをスロープ付近まで運びリリース
そしてプログラム通りに位置修正をしてスロープをがっちりと掴む
あぁ、いいね〜〜取りあえず安心だ
ってか、位置修正が必要無い位ピンポイントな処でリリースしてるね〜
ナイスナイス
惜しむならばこの修正プログラムの素晴らしさをアピール出来なかったことだろうか?さて、そんな事を考えてるうちに自チームのMBがRBをキャッチした模様。何処にも引っかかることなく無事持ち上げる
サヤマゴン!輝いてるZe!!
そして問題の外周のゴム

一応機械的にも逃げれるように少し改良したのだが、やはり多少引っかかったが、修正したプログラムのお陰で無事中央へ向かう。
制御時間、方向、どれもドンピシャ
ぶっつけ本番にしちゃ最高
そして中央のスポットに接触して停止するMB
当然、相手より早かった


喜び


今までの努力が報われた瞬間


勝つって事はこんなにも気持ちの良いことか


まだ時間には余裕がある

油断は出来ない

が、相手マシンはうまく動かない模様

そして試合終了


この僅か3分の試合の為に様々なものをちょっぴり切り捨てて今までやってきた
正直、嬉しかった

ぽろり零れ落ちた涙さくらんぼ

うん、ちょっと泣けてきた


感動の余韻冷めぬままピットへ戻りマシンを定常状態に戻す


次はもう片方のチーム

空運転ではノー問題

いける

勝ちたい、勝つぞって思いがチームを一丸にする

対戦相手は今大会優勝した鳥羽

結果は言うまでも無く敗北

どうやら、レーザー誘導システムがうまいこと働かずマシンがあらぬ方向へ向かってしまったのでもうお手上げ

対する相手も、MBのスイッチがうまく動かず両チームボールに触ることなく終了。
正直、この段階では判定でも勝てると思ってた。昨日のテストランを評価の対象に入れるならば、昨日きちんと動いていたウチの方が有利だと。
当然の如く、某大学教授はその事を考慮し、尚且つマニピュレーターの部分を評価してくれて判定は我がチーム
が、後の二人の審査員は地元鈴鹿市関係者。
同県の鳥羽に(以下個人的な解釈が多々入るため検閲削除

そして、この判定より伝説が始まった・・・・

と、このことに関してはまた後で触れるとして、我がチームに戻る

悔しさのあまり涙する部員
あぁ、やば、こういったシチュに弱いんよ、自分
それからほどなくして、NHKの人からエキシビジョンへの参加確認がなされる
あぁ、ありがたや
勝敗には関係ないとはいえ、このマシンを皆に見せれるってのは嬉しい
取りあえず調整はきちんとしとこう


さて、多少時間が経過して次はBチームの二回戦
対する相手は鈴鹿
正直前日のテストランを見る限り勝率は五分五分
Aチームのマシンなら確実に勝てないだろうが、Bチームならば僅かながら勝てそう。逆にウチらのBチームとAチームが勝負したなら確実にAチームが勝つ
要は相性ですな

そんな僅かな勝利への可能性を信じて試合開始

祈りが通じたのか相手の速攻は失敗

可能性が見えてきた

勝利への焦りがそうさせたのか、MBを乗せた親機が壁と衝突

その弾みで外れたスイッチ

そして遥か彼方へ向けて走り出すMB・・・・・


終わった、完膚なきまでに終わった

操縦者は何とかしようと頑張ってはいるのだが、プログラムを組んだ当の本人にはもうだめだと分る

そんな訳で我らの青春の一ページは幕を閉じる


結局、この後鈴鹿はもう片方のマシンでボールを中央に寄せて勝利
何とも悔やまれる試合でした

その鈴鹿は次の試合で豊田と対戦
前日のテストランを見たものならば、誰もがそう思うがこれが決勝戦
その思いに相応しく、豊田は開始数秒で中央へボールを運ぶ
対する鈴鹿は戦法を変え、速攻をあきらめて確実にボールを寄せる方へ
それが功を奏し豊田のボールを押しのけて中央へ
湧き上がる会場
あぁ、すんげーいい試合
さっき負けてて良かったよ
これにかなう試合展開は出来ない


豊田チームのマジで?って顔が非常に印象的
この事態を信じれなかったのは鈴鹿チームも同じでメンバーの一人が誤ってフィールド内に侵入
結局、この侵入が違反となって0cm対0cmの好勝負に決着豊田が勝ち上がる

さてさて、この勝利した豊田も次の試合で福井に負けた
やっぱ、マシンの完全動作確率が50%ってのが厳しいか・・・・
あそこまで作りこめていたのなら、もっと確実に動くように組めると思うのだけれどもな〜と思いけり
実際、部員タムタムと時間制御組み込んどいて良かったね〜とか話してたし。


激戦区のブロックを制して勝ち上がったのは福井

対して、反対側のブロックから勝ち上がってきたのは鳥羽
因みに一度もRBに触っていない


何とも結果の見えたつまらない決勝戦

誰もが福井の勝利を確信していた

今まで確実に動き、準決勝では余裕のパフォーマンスさえ見せた福井

対して相手は動かず、相手のミスによって勝ちあがってきた鳥羽


見るまでもないと思いつつ、最後の試合なのでモニタに目を向ける


当然、動かない鳥羽
問題なく動く福井

そしてTVにはRBに狙いを定めてスロープを登ろうとする福井


そして気付く、福井のマシンは特に位置制御するわけでもなく、スロープを登ることに

そして気付く、何だかマシンがスロープの外側へ微妙に傾いて進んでいることに


福井、ボールをがっちりキャッチ


勝利まで後一歩


そして転落


ボールを抱えたまま


ボールの位置は最初の位置より遠ざかる


会場総立ち


信じられない光景がそこにはあった


誰もが予想しなかった結末

いや、予想したくなかった結末


人々泣き、笑い、うなだれる


こんなのありか?


結局、福井はボールを中心へ押すことが出来ず、
対する鳥羽は「テクニカル サボタージュ」の名を冠するものとして相応しく一度もRBに触れることなく運のみで優勝


こうして、ロボコン東海北陸地区大会はその黒い歴史を閉じるのであった・・・・・


事後編へ続くかもしれない

Posted by 9-hari at 2004年11月14日 23:10
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